隠す美学

なんか、どうでもいいことを。



わたしは、こんなに重症のじゃにヲタなのに、社会人になってから、てかこの職種についてから職場でヲタバラしをしたことがない。それはひとえに「希望休が取れなくなるから」って理由なんですけど。(サービス業が、年末年始やGWに『アイドルのコンサートに行くから休む』なんてことになったら、テメェふざけんなよ、ってお話になるので。)


で、先日。同僚が突然「じゃにーず好き?」と聞いてきた。瞬時うろたえ、「え・・・好き・・・?別に・・・普通・・・?」とか、若干しどろもどろに答えたら、質問の真意は、
「お客様から、かめなしくんのどりーむぼーいのチケットを取って欲しいと頼まれた」
ということだった。で、「調べてるんだけど、取り方が分からないんだよねー」と。
そんなもん取り方なんて説明するまでもない、てか、まだキャストも発表されてないんじゃね?と思ったけど、当然そんなことを言えるはずもなく、「えー大変ですねぇ」とか当たり障りの無い回答を。でも、貴重な時間を無駄に使うのはもったいないなぁと思い、
「でも、じゃにーずのチケットって、ファンクラブに入らないと難しそうじゃないですか?」
「いつあるんですか?まだ先なら、チケット発売とか、まだ先かもしれませんねー」
と、さりげなくヒントを差し上げたのに、職業柄の意地か必死になお、調べていらっしゃったので、ま、いっかーとその話はそのままにしておいた。


したら昨日、なんか、まだその件で手こずっているらしく。「チケットの取り方も分からないのに、良い席をリクエストされた」と同僚が悩んでいた。
そんなモン、答えは簡単。
「ファンクラブに入れ」もしくは「カネを積め」しか解決策は無く、という言葉がよっぽど口から出かけたけど、ソレを言うとヲタバレしちゃうから、何とか我慢した。笑。


しかし、こんな風にヲタをひた隠しているのは、旧いじゃにヲタなんだろうなぁって思う。昔は、オノレ達の嗜好を隠れキリシタンのように、ひた隠しにしていたもの。じゃにヲタはここ10年で相当地位が向上し、あんまり書かないけれど某あらせん(結局書いてる)の方々のように、声高々にヲタ宣言してらっしゃる方も多いのが、なんか違和感。
「隠すことこそ美学」っていう感覚はもう無いのかもしれないなぁ。
というのを思っていたら、ぶいから声優に旅立ったヲタ友は、声優ヲタという事実は、やっぱりひた隠しているらしい。笑。昔のじゃにヲタのような「隠さなきゃ!」的な、旧き良きヲタ気質がそこにはあるのかなーって思った。

話まとまらない。終了。