君に届け。

なんて偉そうなことは言えない。



こんな私でも、吐くほど仕事をしていた時期があります。
大学を卒業してからいわゆる営業?OLさん?として働いていたんですが、正直、そのときの1年半くらいの記憶が無い。です。
毎日朝8時半から夜中の12時まで働いて、自分の能力以上の仕事のクオリティと量に、押し潰されそうになっていた。てか、潰されていた。ストレスで激痩せして、眠れなくて一晩に2箱くらいタバコを吸って、というような日々を繰返していた。
その時の精神状態っていうのが、今考えれば不思議だけど、「仕事を辞める」という選択肢はなくて。「仕事に行く」か「消えて居なくなる」かどちらか。
や、仕事には行きたくないけど、消える勇気もない。ただ、車を運転してて「あー、このまま赤信号突っ込んだら事故るかなー。事故ったら仕事行かなくて済むかなぁ」なんてことを、4割くらい本気で考えてたことはあった。


そんな仕事を辞めたきっかけは、まぁ色々あるけれど「嫌だから」辞めたわけじゃない。ずーっと20年間くらい解決していない問題があって、私が担当した時に解決した。それは巡り合せが良かったと思うけど、解決後、先方に言われたのが、
「夜中の1時2時になっても頑張ってる君の姿に心をうたれた」
という言葉で、ああ、頑張りは無駄じゃなかったんだなあって思った。だから、ああ、この仕事辞めてもいいのかなって。初めて「仕事を辞める」っていう選択肢が出来て、新しい世界に飛び込もうって思った。


仕事が辛くても頑張ってる人を見ると、とっても応援したくなります。ちょっとだけ人生の先輩として、この気持ちが、少しでも届いたらいいなぁって、そう思います。はい。